- この時期(6か月)のページもくじ
- さらに活発になり、体重の増え方も少なくなってきた。【体重に関して】
- まだまだ始まったばかりの離乳食!【食事に関して】
- 見慣れない人に警戒してる?【この時期の特徴に関して】
- あれ?おもちゃどこだ?【発達に関して】
- 短期記憶を鍛えよう!【育脳・教育に関して】
- こんなことがあった!【ママたちのコメントに関して】
- 6ヶ月検診に備えよう。【やらなければいけないことに関して】
6ヶ月の赤ちゃんの平均体重
先月までは一日あたりの体重の増加量が25gでしたが、6ヶ月以降はさらに少なくなり、15g~25gの増加となります。体も発達してきましたので、さらに活発に動けるようになっています。運動量も筋力も増えて、エネルギーをより消費します。
- 男の子
- 身長:63.5cm~72.5cm
- 体重:6,500g~9,650g
(1日あたり15~25g増加)
- 女の子
- 身長:61.5cm~70.0cm
- 体重:6,100g~8,950g
(1日あたり15~25g増加)
6ヶ月の赤ちゃんの食事
6ヶ月の離乳食(1回食)
ようやく離乳食にも慣れてきましたが、動物系のタンパク質はあたえないでください。 ダメなのは卵白、肉、魚となります。もう少し離乳食を続けると食べれるようになりますが、まだまだ注意が必要です。 母乳やミルクで栄養素は足りていますので、無理に食べさせる必要はありません。
母乳やミルクは、離乳食を始める前と同様にあげてください。
どんな食材がよいの?
- トロトロ状のつぶしが湯(出来上がったごはん10g対し、お湯を50ml)
- 茹でてすりつぶしたトロトロ状の人参や、茹でてすりつぶしたトロトロ状のかぼちゃの野菜メニュー
- タンパク質の摂取のために、茹でてつぶした豆腐
【炭水化物類】
米、麺類(うどん)、食パン、小麦粉類(アレルギーあり)
【野菜】
おいも(じゃがいも、さつまいも)、かぼちゃ、ほうれん草、にんじん、トマト、キャベツ、玉ねぎ、ブロッコリー、はくさい、キャベツ、レタス、とうもろこしなど
【果物】
バナナ、りんご
【タンパク質類】
豆腐、しらす干し
離乳食の量(一回)と時間
量:40~50g時間:また1回食となりますので、ごはんをあげる時間は自由となります。午前10時くらいにあげるママが多いようです。
6ヶ月の赤ちゃんはこんな時期
人見知りが始まります
個人差はありますが、視力がかなり発達してきています。ママ・パパの認識はもちろん、その他の人の認識まで広がっています。そのため、いつも身近にいない人やたまに会う人などに見かけると人見知りをして、泣いたり、怖がったりすることが多くなります。
しかし、他の人と多く接する機会がある赤ちゃんは、人見知りの度合いが少なかったりすることがあるようです。
どちらの状態でも成長の証なので、あまり心配する必要はありません。
おすわりが安定していきます
この頃になると短い時間ですが、安定しておすわりができるようになります。最初は支えが必要になりますが、そのうち自分の手で支えたりしながら、少しずつにおすわりの時間が長くなっていきます。
倒れても怪我をしないように柔らかいマットやクッションの上で、練習ができるようにしましょう
甘噛も?歯が生え始めます
発達が早い赤ちゃんは、6ヶ月から下の前歯が生え始めます。
赤ちゃんによって、3ヶ月くらいの個人差がありますので、なかなか生えてこない赤ちゃんもいます。
歯の生えはじめは、かゆくなるようでいろんな物を甘噛したりします。歯固めなどのおもちゃを使ったりすると赤ちゃんのストレスも軽減されるでしょう。
歯に関する注意点
生まれて間もない赤ちゃんには虫歯菌が存在しません。
2歳半までに虫歯菌に感染しないと、おとなになってから虫歯に悩まされる機会が激減します。
虫歯菌に感染する経緯は、ほとんどの場合は、ママやパパなどからの家族間での感染です。
1歳半~2歳半までの間に、家族から虫歯菌に感染し、それが定着するとずっと虫歯になる可能性が出てきます。
逆に言うとその期間に感染しなければ、大きくなってからも虫歯の悩みから遠ざけることになります。
なるべく、口移しで食べ物をあげたり、スプーンを使いまわしたりしないように気をつけましょう。
親の唾液などから感染しますので、食べ物を冷ましたりする際も息を吹きかけたりしないように心がけましょう。
左右の寝返りも出来るようになります
寝返りが難なくこなせるようになり、多くの赤ちゃんが寝返りが、コロコロと移動手段に発展していきます。病気にかかりやすくなっていきます
生後半年を過ぎるとママから引き継いでいたウィルスや菌に対する免疫が次第に弱まっていきます。そのため、今までより感染症や、風邪にかかりやすくなっていきます。
麻疹などの病気にかかってるひとには近づかないようにしていきましょう。
検査などで病院に行く際もなるべく待ち時間を短くするように工夫が必要となってきます。
ただし、抵抗力もつけなければいけないので、気を使いすぎるのもあまり良くありません。
麻疹やインフルエンザなど子供が重症化しやすい病気が流行っている時に気をつけるようにしましょう。
体重の増加がゆるやかになっていきます
寝返りや移動手段が増えたことにより運動量が増えてきました。エネルギー消費量が多くなり、体重の増え方が緩やかになっていきます。同時に離乳食も開始されていますので、体重の管理をしながら、離乳食を進めていきましょう。
達成の目安・発達表
6ヶ月の赤ちゃんの育脳ポイント
- 太鼓やおもちゃの木琴などをたたいた様々な音がなることを覚えさせましょう。ママが歌いながら、見本を見せたりすると赤ちゃんも楽しみながら、より効果的に興味が持ち始めます。
- ジャムの瓶など赤ちゃんの手が入っても問題ないようなものに、小さなおもちゃやいくつかの積み木をいれて、つまんでとれるような練習をさせましょう。手と脳には密接な関係がありますので、優れた育脳運動になります。
- 少しずつにズリバイがうまくなってきました。布団の上に毛布や座布団で凹凸をつけて、ハイハイの練習をさせてみましょう。赤ちゃんも坂を上がったり、トンネルをくぐったりすることで、楽しみながらどんどん上達していきます。
- 遊んでいたおもちゃを赤ちゃんが見てる前で、器などをかぶせたりして、隠してみましょう。すこし前まではすぐに忘れていましたが、短期記憶が発達してきましたので、どこに隠したか探し始めます。どんどん記憶力を育てていきましょう。
6ヶ月の赤ちゃんのママたちの出来事
眠たくなると目をゴシゴシとこするようになってきました。
初めて熱が出て、慌てて小児科へ。免疫が切れたのかな。早く熱が下がって欲しいな。
ポリオの予防接種に行きました。お熱が37.4分でぎりぎりでした。この頃病院で嫌な思いしかしていないので、入る前から大泣きです。あと、人見知りもはじまったのかしら。興味があるのに人があやしてくれると泣いてしまいます。抱いてくれる人に悪いよ。人見知りは治るのか心配です。
生後6ヶ月の間にやらなければいけないこと
- 6ヶ月検診
- 予防接種スケジュール確認
- 風邪対策
6ヶ月検診って何するの?
はじめに身体測定から開始となります。身長、体重、胸囲、頭囲を測ります。
この検診ではおすわりができるかが一つのポイントとなります。
6ヵ月にもなると、自分の手を前に出して、おすわりができる赤ちゃんが多くいます。
どのくらい維持できるかなどを様子を観察し、体の発達具合を確認してくれます。
また、感情の発達も検査されます。少し離れた場所におもちゃを置いて、赤ちゃん自身で手を伸ばしてとるかをチェックします。
その他、離乳食の進み具合なども聞かれると思いますので、どう答えればよいか考えていてもよいでしょう。
赤ちゃんも生まれて半年たつと、個人差が結構出てきます。周りの赤ちゃんを見て、うちの赤ちゃんは「体が小さいかも・・・。」「おすわりできない・・・。」と気にしてしまいますが、3歳を迎えるころには、同じくらいの発達に収まりますので、心配しすぎないようにしましょう。
6ヶ月目に受けられる予防接種は?
風邪をひいたり、大事な用事が重なって、受けていない場合や受け忘れている場合がありますので、今まで受けてきた予防接種著チェックしつつ、かかりつけのお医者さんにご相談してみてください。
また、生後半年を過ぎると、ママからもらった免疫がなくなってきますので、風邪などにかかりやすくなっています。
小児科専門病院は、予防接種と急な患者を分ける日があることが多いので、予定をたてる、病院に行くようにしましょう!
オムツ替えを嫌がり替えようとすると寝返りをしてしまいます。