- ポイントを紹介!
- ポジティブな言葉が子どもの人格を創り出す
- 受動的な脳ではなく、能動的な脳を育てていく
- 子どもは親を真似て育ちます
- 効率的に学べる時期に物事を学ばせる。
脳科学者から見る苫米地流幼児教育とは?
洗脳に関する専門家として、オウム事件の際に世間の注目を浴び、その一方でプログラム言語の中でもかなり難しいとされるLIPSのプログラマとしても活躍しています。
近年では、怪しい着メロなどを販売したり、セミナーを開いたりと金儲けに余念のない、胡散臭い人なのですが、正真正銘の天才でもあります。
胡散臭いと言いましたが、苫米地流幼児教育は、非常にスタンダードでわかりやすく、脳科学の観点から教育の行い方や時期などが興味深いコンテンツが多いです。
正確なアドバイスを受けたければ、苫米地式子育てコーチングなどを受けると良いかもしれません。
子どもにとって親とは?自分自身を見つめなおす。
教育に夢中になってしまうと叱ったり、怒鳴ったりしてしまうことって誰にでもあります。
そうしているうちに、子どもにとって自分(親)はどんな存在なのかを見失いがちです。
苫米地流では、子どもにとっての親のあり方が重要なポイントになっています。
子どもにとっての親の存在とは?
- 子どもにとっての絶対的な存在
- 頼りになり信頼できる存在
- 尊敬されるべき存在
信頼感は、子どもにとって大切なことです。そのためによく見かける「友だち親子」の関係は良くはありません。
どんな状況でも頼りになる信頼できる親が、子どもの精神の安定に繋がります。
絶対的な尊敬の対象であるために、夫婦げんか、お酒、たばこを子どもの前では絶対やらない方が良いでしょう。
ダメと言われていることを親がやっているのを見ると子どもが混乱してしまう可能性があります。
自分で考えられる子どもを育てるためには?
周りのこともが成長が早かったりすると焦って、親の考えを押し付けがちになります。
あまりに親の押し付けが強すぎると「奴隷脳」と呼ばれる受動的な自分の意志を持たない子どもに育ってしまいます。
自分で考え、自分で決める子どもを育てるためにいくつかの点があります。
- 親の思いを押し付けてはいけない。
- 他の子どもと比べずに、個性をしっかりと把握し、持ち味を活かし、のびのびと育てる。
- 世間に惑わされないように、自分たちで子育てのルールを決める。
- 大人の観点から夢を否定してはいけない。
- 子ども自身で目標を決めさせる。
また、親の希望を押し付けると親のために頑張るという意識が残ってしまいます。
それがストレスの原因になってしまうこともあります。
天才はやりたいことをやり続けることで生まれていくものです。
遊びも勉強も子ども自身で目標を決めて、目標に向かっていきましょう。
家庭でできる!育脳ポイントとは?
育脳の障害となるストレスをなるべく減らし、ポジティブな言葉でやる気を促す方法が日常的に必要です。
- やる気を促すように子どもを叱ろう。
子どもを注意するときは「○○はダメ!」ではなく、「やれば出来るのにやらないのはキミらしくないね」に促すように声をかける。 - 褒めてイメージをコントロールしよう。
誉めることで自分自身のポジティブなイメージを創りだします。
うまく片付けられない子どもに対して、「上手に片付けられるね」などと誉めることにより良いイメージができ、それにそって行動出来きるようになっていきます。
逆に「片付けてきてないね」などと叱ってしまうことで、ダメな自分というイメージができ、悪い方向にそって行動してしまうようになる。 - なるべくテレビはさけて、脳を使った遊びをしよう。
テレビはメディア思考が強いので、なるべく見せずに一人遊びや読書を優先させた方が良いです。 - 親が見本になろう。
子どもは大人を見て育ちます。読書させたければ、大人が読書する。勉強させたければ、親も勉強する。 - 大人も子どももイメージが大切です。
不安なことが多くあるけれど、親も子育てを思い切り楽しむことです。
自分自身に「すばらしい子育てができる」と暗示をかけ、ネガティブな思いをなくし、子育てをぐっと明るいイメージで考えましょう。 - 自然と触れさせよう。
人が作り出したものよりも、自然に出来たもののほうが情報量が多いためので、自然の中でたくさんの情報に触れさせましょう。 - 睡眠はちゃんとした時間にとろう。
睡眠は記憶の整理・成長ホルモンの分泌など行うため非常に大切です。
新生児は16時間、1~5歳は10~12時間の睡眠が必要です。
賢い子どもを育てる幼児教育の4つのポイント
- 脳が最も学べる期間にやらなければならないことがあります。
- リラックスでき、脳の機能があがる空間をつくる。
- 抽象度を上げ、脳を鍛える。
- 自分を冷静に見て、ポジティブでいられるようにする。
一番吸収できる期間に学ぶ!クリティカルエイジ
学習する種類によって、効果的な時期が異なるので、自分たちの子どもに的確な勉強をさせるために期間を把握し有効に物事を学ばせましょう。
音楽
音楽家のほとんどが持っている絶対音感は0~5歳までにつきやすいと言われています。
[0~5歳まで] 音楽の基礎となるソルフェージュを学ばせましょう。
ソルフェージュとはドレミの音名を声に出して歌う読譜唱法です。
運動
脳を活発にさせるドーパミンがうまく出るようんするために運動も大切です。
ドーパミンはIQとも関係しており、主に発想力や推察力など前頭前野が活性化されます。
運動能力の歩く・走るなどの動く上での基礎つける期間となります。
走ったり、遊具で遊んだり、プールで泳いだりすることが基礎の能力の向上につながります。
筋肉がバランスよくつく水泳や陸上関連を習われるとよいでしょう。
ルールのあるスポーツスで運動と考える能力を連動させていきましょう。
ただし、野球・ゴルフ・卓球は利き腕に動きが限定されるために、あまりオススメできません。
他人の動きを考えられるサッカーや表現力をアップに繋がるダンス・バレーを学ばせると良いでしょう。
数学
早い段階から数字に慣れておくと後年に発達の手助けとなります。
[0~5歳まで] 楽しく数字を学べるようにする。
楽しさを教えるのは重要です。
5歳以降もずっと発達する能力です。
有名な数学者などは20~30台に飛躍し脚光を浴びることが多いそうです。
国語
音を聞き分ける能力は5歳くらいまでと考えられています。
言語力は8~13歳の間が発達しやすいと言われています。
様々な言語に触れさせ、聴力と脳を結びつける訓練をしましょう。
[8~13歳] 漢字や4文字熟語を学ばせると良いです。
8歳前の段階で読書する習慣がついていると、有効な効果が現れます。
ことばを理解した段階で読み聞かせを行いましょう。
理科・社会
何歳でも発達できるできる分野です。
物語から歴史を学ぶように、好きなものから興味を繋げていくようにしましょう。
英語
日本語も英語も脳の働く部分が別になるので、バランスよく育てることは出来ます。
国語の項目と同様に音を聞き分ける能力は5歳くらいまでと考えられています。
英語と日本語のでは発声(周波数)が異なるため、「ネイティブな英語」に触れさせてあげることが重要です。英語教室や幼児教育用教材を使い、英語に慣れさせておきましょう。
芸術
色の認識は5歳までに伸びると言われています。
[0~5歳]カラフルなもの(洋服・画材)に触れさせ、色んな素材を使って、絵を書いたり、物を作ったりしましょう。
- 他人との競争を植え付けない。
勝ち負けで人を判断するようになりやすく、負けた時に自己評価が低くなります。
自分のイメージ通りできたかが重要なため、成功するイメージや夢を持つことを常に心掛けます。 - 競わせるなら自分の記録と競わせる
タイムや点数を図ると集中力がついていく。